安全性

PMSとイソフラボンの効果

PMS(月経前症候群)とはどのようなものでしょうか。
生理が始まる一週間ほど前から肉体的には頭痛や腰痛、腹痛、むくみ、のぼせなどが発生し、精神的にはイライラしたり集中力が低下したりする女性特有の症状です。
人によって症状の重さに違いがあり、ほとんど症状のない人もいれば日常生活に支障が出るレベルまで症状が発生する人もいます。
原因はいまだ解明されていないところが多いのですが生理前による女性ホルモンの急激な変動によって発生すると考えられています。
大豆製品に多く含まれるイソフラボンは体内に入ると女性ホルモンであるエストロゲンと同じような活性を示すことにより、PSM発症時に摂取すると症状が軽減されると言われています。
しかしここに落とし穴があるのです。

PMSが発症するのは女性ホルモンであるエストロゲンとプロゲステロン(黄体ホルモン)のバランスが崩れることによります。
通常の状態だと両方のホルモンが同じようなバランスで分泌されますが生理前になるとプロゲステロンが、生理が終了するとエストロゲンが優位になります。
このプロゲステロンが優位になることによってPMSが発症します。
PMSに対するイソフラボンの効果はこのプロゲステロンが優位な時にエストロゲンと同じような働きをするためホルモンバランスが整えられ、症状が軽減されるというものですが女性ホルモンの分泌が進んでいる生理前後に摂取するとむしろホルモンと競合して逆効果になると言われています。

ある実験では3割の女性に月経周期が延びるなど有害な作用が発生したという報告も出ています。
もちろん大豆イソフラボン自体は女性にとってうれしいアンチエイジング効果や美容作用がある有用な物質です。
そしてイソフラボンが含まれる大豆製品もカルシウムや鉄分などが多く、骨粗しょう症や貧血に有効な食べ物です。
PMSを改善したいからといってサプリメントで過剰に摂取するより様子をみながら食品として少しずつ摂取することをお勧めします。